陸上競技部

DATE:2024.10.15陸上競技部

出雲惜しくも準優勝 全日本でのリベンジ誓う

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ゴールテープを切る篠原(撮影:梅川岳飛)

第36回出雲全日本大学選抜駅伝競走(出雲駅伝)が10月14日(月)、出雲大社正門鳥居前(勢溜)から出雲ドームを結ぶ6区間計45.1キロで行われた。
駒大は、三大駅伝初出走となった桑田駿介(経1)、2学年で初の駅伝出走を勝ち取った島子公佑(営2)など、新戦力が2区間を占める配置で3連覇に挑んだ。先頭が目まぐるしく変わる中、健闘の末、1位の国学大から40秒遅れの2位でゴール。準優勝を果たしたが、選手は悔しい表情を浮かべ、来たる全日本でのリベンジを誓った。
結果は以下の通り。

総合成績
1位 國學院大學
2時間09分24秒
2位 駒澤大学
2時間10分04秒
3位 青山学院大学
2時間10分24秒
4位 創価大学
2時間11分47秒
5位 アイビーリーグ選抜
2時間12分18秒
6位 早稲田大学
2時間12分33秒
7位 城西大学
2時間12分34秒
8位 帝京大学
2時間13分35秒
表全体の見出し
※()は区間順位、[]は通過順位
1区 8.0km
桑田駿介
23分55秒(6)[6]
2区 5.8km
帰山侑大(現3)
16分24秒(4)[6]
3区 8.5km
山川拓馬(営3)
24分20秒(2)[2]
4区 6.2km
伊藤蒼唯(政3)
17分49秒(3)[1]
5区 6.4km
島子公佑
18分25秒(2)[2]
6区 10.2㎞
篠原倖太朗(地4)
29分39秒(3)[2]

◆戦評

1区

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(撮影:大塩希美)

1区では、今シーズン好成績を収め続けるルーキー桑田駿介が三大駅伝初出走。
桑田は前列中央寄りからスタートすると、序盤はトップに立ち集団を率いる。スローペースな展開が続くが、3キロ地点を過ぎるとアイビーリーグ選抜がペースを上げ、集団がばらけ始める。先頭争いが徐々に絞られる中、桑田も終盤でペースが落ち始め、1位から15秒遅れをとり、6位で2区の帰山侑大へタスキをつないだ。

2区

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出雲の最短区間である2区を任されたのは、出雲初出走となった帰山侑大。6位でタスキを受けた帰山は「暑かったため後半きつくなると思い、少し余裕を持ってレースに入った」という。一時、順位を1つ落とすが「ラストに上げることができた」と後半に巻き返し、順位を6位に戻す。区間4位の記録で初の出雲の走りを終え、後続にタスキを託した。

3区

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(撮影:宮田瑞希)

6位でタスキを受け取りスタートしたのは、2年連続の3区起用となった山川拓馬。先頭に27秒の差を付けられる中、逆転を狙う。序盤から快調に刻み、2キロ手前で2位集団に追いつくと、4人ほどの集団を形成し、1位の創価大を追いかける。4キロ付近で2位集団が先頭を吸収するが、山川は黒田朝日(青学大)と共にその集団を離れ、一騎打ちに。最後は黒田に仕掛けられ、1位と4秒差の2位でタスキを渡した山川だが、順位を一気に4つ押し上げ、2年連続の日本人トップとなる区間2位につけた。

4区

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(撮影:志村采美)

4区を任された伊藤蒼唯は、同学年の山川からタスキを受け取る。序盤は先頭との差が開くが、3位との距離を着々と離し先頭を追いかける。3キロ過ぎ、先頭との差を徐々に縮めていくと、3.6キロ通過時点で先頭の後ろに着く。5キロ手前でトップに躍り出るとラストスパートで一気に前へ飛び出し、1位で5区の島子公佑にタスキを渡した。

5区

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(撮影:横張日好)

5区を任されたのは、三大駅伝初出走の島子公佑。「頼むぞ」という言葉とともに伊藤からトップでタスキを受け取る。1キロ付近で青学大に抜かされるが、島子は落ち着いて対応。青学大のほぼ後ろにピタリとつけ、好走。4キロ付近で国学大が仕掛けると苦しい表情を見せるが、先頭に躍り出た国学大のほぼ後ろにつき、4秒差の2位でタスキを渡した。

6区

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(撮影:橋本佳達)

島子公佑から2位でタスキを受け取ったのは篠原倖太朗。レース直前に「30秒差なら逆転できる」と話し、国学大を追う形でエースとして意地の走りを見せる。徐々に距離を縮め、1キロ過ぎで平林清澄(国学大)をとらえ並走する形に。その後も余裕の表情を見せ、並走のままレースが進むが、5キロ過ぎで平林から離され、時折苦しそうな表情を見せる。下り坂で再び差を広げられ、差を縮めることができず苦しい展開が続く。40秒差まで広がり、苦しそうな表情でゴールし、チームは準優勝。区間3位でレースを終えた。

なお、選手インタビューは後日公開予定。

戦評:梅川岳飛、橋本佳達、大塩希美、横張日好、宮田瑞希、志村采美
執筆者:大塩希美

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