【紙面連動企画】アジア選手権で金メダル獲得!山口瑠選手インタビュー
ASIAN CHAMPIONSHIP 2026で日本男子43年ぶりとなる金メダルを獲得し、日本アマチュアボクシング界に歴史を刻んだ山口瑠(経4)。アジアの頂点に立った心境や大会を通じて得た成長、そして今後の目標について聞いた。(聞き手:廣岡拓真?塩澤由鈴)
*こちらのインタビューは駒大スポーツ120号?3面でも取り上げております。ぜひ合わせてご覧ください。

日本男子43年ぶりの快挙。その裏側とは
――金メダル獲得が決まった瞬間の最初に思ったことは
「ほっとしたというよりも、世界ランキングのことが真っ先に浮かんだ。オリンピックに向けた世界ランキングがあり、今回のアジア大会はそのランキングに大きく影響する大会だったので優勝した瞬間はランキング上位に入れたと思った」
――アジア選手権に向けてどのような準備をしてきたか
「3月1日にBOXOFFがあって、その試合に向けてずっと年始から練習に取り組んでいた。そのあと1ヶ月後にアジア選手権だったので、いい練習を続けたまま試合に臨めた。準備というよりもいつも通りのことをした」
――今大会最も印象に残っている試合
「決勝。去年の世界選手権の準々決勝で負けた選手と決勝で当たると思っていたが、その選手が準決勝で負けた。決勝の相手に勝てば、次にその選手と対戦した時の自信になると思った」
――今大会通して自分自身が成長したと感じる部分
「メンタルの部分がすごく成長したと思う。オリンピックを目指しているので、こういうところで緊張や不安になっていたら、オリンピックは話にならない。試合前にオリンピックに出るならこんなところで緊張してはいけないと気合いをいれていた」
――競技を続ける中 で最も苦しかった経験
「1年生の頃に日本選手権で初めて日本人選手に負けたこと。その大会はパリオリンピックの予選でもあったので、初めて負けて辞めようかなと一瞬思った」

(撮影:大沢純礼)
――その時期はどのように乗り越えたか
「寮にいるみんながずっと『まだまだ行ける』と声をかけてくれた。監督やコーチも『ロスオリンピックは絶対出れる。その次のオリンピックも絶対出れる』という声をかけてくれて、気づいたら練習を始めていた」

(撮影:太田英利)
――憧れの選手や目標としている選手
「強い選手の映像をいろいろ見ているので、『この人』という存在はいない。憧れの選手は一人だけいて、地元の3つ上の先輩で、大橋ボクシングジム所属の田中将吾選手。自分は幼稚園から空手をやっていて、中3でボクシングに転向した。田中選手も中学生の頃に空手からボクシングに転向しているのでずっと背中を追いかけているような存在。ボクシングを始めたのも、田中選手の影響があったのかもしれない」
――今後の目標
「まず今年の9月に日本でアジア大会があってそこに内定したので、そこで優勝するのと来年の4月からオリンピックに向けた大会が始まるので、4月でオリンピック出場を決めていきたい」
山口瑠の素顔に迫る!
ーー学業との両立
「前までは朝練が6時半からで、8時半に寮を出て9時から授業という感じで忙しかった。今は残りの単位数が少ないので、空いてる時間に買い物行ったり、寝たりしている」

ーー普段周りの人からはどのような人と言われるか
「後輩とかには瑠兄と呼ばれていて、掃除ができないキャラみたいになってる(笑)」
ーー意外な弱点
「ホラー系の怖いのは苦手」
ーー好きな食べ物
「クレープ」
ーー海外での食事
「好き嫌いはないので全然食べられる」
ーー海外での試合の際などは食事を気をつけないといけないと思うが
「パックのご飯、お味噌汁、缶詰を持っていったりして試合前はそういうものを食べている」
ーー試合後に食べたいもの
「食べたいなとは思うけどなんだかんだ満足しちゃう。食べられればいいやと思ってしまう」






